
西新宿駅ほか9駅一般トイレ改良に係る調査業務
業務概要
本業務は、平成20年度から継続している東京メトロにおけるお客様トイレ実態調査の一環である。
東京メトロでは、お客様トイレの改良や新設の際に遵守すべき基準をとりまとめた「トイレ設計マニュアル」を独自に策定しており、
必要な設備数や面積は乗降客数等から一律に算出するのではなく、トイレごとに利用実態調査を実施して必要設備数や必要面積を算出することとしている。
調査は、お客様トイレの出入口部分とブース部分に弊社で開発した調査機器を設置して1週間の利用者数をカウントすることにより利用実態を把握するとともに、
調査対象トイレを利用したお客様を対象としたアンケート調査(満足度調査)を実施し、当該トイレ固有の問題点や改善が必要な部分等を把握し、
その後の改良設計に際しての基データとすることを目的としている。
また、調査対象トイレにおいては、改良前調査に加え、改良工事完了後に改めて改良後調査を実施することにより、
改良前後での利用者数や満足度を比較することで改良工事の効果検証が可能となることから、両調査の実施が好ましい。
調査結果については、トイレ別の報告書の他に、東京メトロ専用書式の「まとめシート」でとりまとめを行い、
調査対象トイレの利用状況や固有の問題点、検討課題等の概要が把握できるようにしている。
東京メトロのお客様トイレのうち、約62%のトイレにおいて調査を実施している。(平成28年度末現在)
(「トイレ設計マニュアル」の策定及びその後の見直し業務も弊社で受託)